チャイルドマインダーの資格を取る為に、養成講座の受講を決めました。

初めは、保育に直接関係することだけを学ぶのかと思っていたのですが、現代の保育のニーズや、ビジネスなど、受講後のことまで視野に入れたカリキュラムが組まれていて、安心感を持って講座に取り組むことが出来ました。

ここでは講座で学んだ事の中から、少しだけご紹介したいと思います。

チャイルドマインディングへの理解

チャイルドマインダーの資格を持つ保育者のもとで、子どもを主体と捉え、豊かな心身の発達と成長を育み、安全で親しみのある質の高い保育をする事です。

また、子どもの個性を尊重し、子どもを「ひとりの人間」として扱い、正面で向き合う姿勢を持つ事が大切です。一人ひとりの特性に応じた接し方が出来るよう、専門的な知識と技術を学びます。

ただ子どもと一緒に遊ぶ、子どもを見守るのではなく、子ども一人ひとりの個性を伸ばす接し方をするという視点が、私には目からウロコでした。室内でゆっくり遊びたい子もいれば、走り回るのが好きな子もいます。

また、その時の子どもの気分によって、したい事、したくない事があるでしょう。毎日同じ保育なのではなく、その日保育する子どもとその時の様子によって、保育内容を工夫していく事が大切なのだと学びました。

幼児、小児にとって安全な環境と応急処置の仕方

子どもにとって安全な環境

子どもは時に、その興味関心の向くままに、大人の予測不可能な行動をとる事があります。

よく聞かれる事故では、
・熱いストーブやアイロンに触ってしまった
・戸棚の開け閉めをして遊んでいたら、指を挟んだ
というものがあります。

これらは、保育者があらかじめ子どもの行動を想定して安全な環境づくりをしておけば、防げる事故です。上記を防ぐために、
・ストーブの周りを囲う、子どもの手の届く所にアイロンを置かない
・子どもが1人で戸棚を開け閉め出来ないよう、取付式のロックをかける
のような策を取る事が出来ます。

家庭では、子どものけがの原因になるものをすべて取り除く事は出来ませんし、する必要もありません。

大人が先回りしてすべての危険因子を無くす事は、子どもから大切な経験を奪う事にもなってしまいます。

軽いケガも経験しながら、力の加減や触ってはいけないものを子ども自ら学んでいくのです。

しかしチャイルドマインダーは他人の子どもをお預かりする仕事なので、細心の注意を払って環境を整備しなくてはなりません。

保育者自身の居宅で保育を行う場合は、上記のような環境整備が必要ですが、保護者のお宅で訪問保育をする場合は、保護者とも環境の整備について話し合う必要があります。

応急処置の仕方

子どものケガなどでの応急処置について、私が勉強になったと思う事をいくつかご紹介します。

異物を飲み込んでしまった

→飲み込んだ物によって、処置の仕方が異なります。
洗剤、除湿剤などを飲んでしまった場合は、牛乳や水を飲ませて誤飲したものを薄め、粘膜への刺激を和らげます。出来れば吐かせます。

マニキュアや防虫剤など、吐かせる事で気管に入ってしまうなど、食道から胃への損傷がより激しくなってしまう物の場合は、吐かせない方が良いです。

また、防虫剤の樟脳は牛乳に含まれる脂肪に溶けて吸収されやすくなってしまう為、防虫剤を飲んでしまった時には牛乳は絶対に飲ませてはいけません。たばこを飲み込んでしまった場合、たばこのニコチンが水分に溶けて体内に吸収されやすくなってしまうので、牛乳も水も飲ませてはいけません。

ひきつけを起こした

→服を緩めて、体を横向きにさせます。もし吐いてしまった時に、仰向けだと嘔吐物が詰まってしまう為です。舌を噛まないようにと、口の中に指や棒を入れてしまう事は、口の中を傷つける、または誤飲の原因になるので、やめましょう。

慌てて救急車を呼ぶ前に、落ち着き、ひきつけを起こしている時間の長さを計ります。けいれんの様子も見て、片側だけけいれんしていないか、顔色が悪くないかにも注意を払います。5分以上ひきつけを繰り返すようなら、救急車を呼び、けいれんの様子を伝えます。

40度以上熱がある時や、けいれんが何度も起こる時も、すぐに受診し、保護者にも連絡を入れましょう。

講座で聞いたチャイルドマインダーの1日

現在チャイルドマインダーとして仕事をされているというOBの方にお越し頂き、お話を聞き質問する機会がありました。そこでチャイルドマインダーの実際の1日の仕事の流れも聞く事が出来、仕事のイメージが膨らみました。

1日の流れは以下の通りです。

(在宅保育 Aくん1歳、Bちゃん2歳半が登園した日の例)
7:30  開園準備
8:00  開園
8:10 Aくん登園、受け入れ
8:40 Bちゃん登園、受け入れ
     室内遊び
10:00  おやつ
10:15  Aくん就寝  Bちゃん室内遊び
10:45  Aくん起床、オムツ交換、室内遊び  Bちゃんトイレトレーニング
11:10  食事 
11:45  午睡開始 保育記録作成
13:10  Aくん起床、オムツ交換
14:00  Bちゃん起床 トイレトレーニング
室内遊び
15:00  おやつ
15:40 散歩、外遊び
16:10  帰宅、水分補給
16:40  Aくんお迎え
17:10 Bちゃんお迎え、閉園
     保育室、用具の清掃、書類作成
18:00 仕事終了

これらの講座以外にも、人形を使って沐浴や着替えの練習を行ったり、心肺蘇生法を人形相手に行ったりと、緊急時にも対応出来るようなカリキュラムが組まれています。また、ペットボトルや牛乳パックを使って遊びを考えるなど、子どもと遊ぶ時に役立つ情報も得られます。

実際に仕事をする前に、保育の予行練習を行っているようで、不安がだんだん少なくなっていくのが分かりました。

受講後も養成校のサポートがしっかりしているので、実際に仕事を始めてからも、不安な事や分からない事を相談出来、安心して仕事に臨むことが出来ます。