NPO法人日本チャイルドマインダー協会は、チャイルドマインダー発祥の国であるイギリス政府が認定した英国チャイルドマインダー協会(NCMA.UK)と独占契約している団体です。

所在地は東京都新宿区ですが、首都圏の様々な地域で家庭的、小規模保育事業を展開したり、自治体の依頼により家庭的保育者の研修を行ったりしています。

日本チャイルドマインダー協会の目的を見てみよう

協会の目的は定款に記載されており、

「この法人は、すべての子育て家庭とチャイルドマインダーに対して、より良い保育サービスを提供するためにチャイルドマインダーの職業的地位の確立と普及並びに質の向上を図るための事業を行い、日本における子供の健全育成に寄与することを目的とする。」

とあります。

また、上記の目的を達成するために、以下の特定非営利活動を行っています。

  • 1.保健、医療又は福祉の増進を図る活動
  • 2.社会教育の推進を図る活動
  • 3まちづくりの推進を図る活動
  • 4.文化・芸術又はスポーツの更新を図る活動
  • 5.環境の保全をはかる活動
  • 6.人権の擁護又は平和の推進を図る活動
  • 7.男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
  • 8.子どもの健全育成を図る活動
  • 9.全各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

(https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/013000776 内閣府NPO
http://www.kateihoiku.org/purpose/index.html NPO法人日本チャイルドマインダー協会)

NPO日本チャイルドマインダー協会の歴史を調べてみた

・初めからNPO法人として設立されたわけではなく、任意団体として「日本チャイルドマインダー協会」は1995年に設立されました。同年、東京都中野区の委託にて行った保育者の研修を初めとして、現在までに高い質を持った保育者の人材育成やネットワークの拡大を目的として活動しています。

・1999年に現在の特定非営利活動法人「日本チャイルドマインダー協会」が発足しました。

・設立から現在まで、各自治体の依頼により、チャイルドマインダーを保育施設へ紹介、待機児童の受け入れ、保育サービスの契約、保育者の研修を行っています。

・2007年、経済産業省からの委託により、「あんぜん・あんしんマニュアル」を作成しました。これは保育に関わる仕事をする職員が、事故防止の為にマニュアルに準拠した行動をとり、日頃から安全を意識するためのマニュアルです。

何をしているところ?NPO日本チャイルドマインダー協会の仕事

チャイルドマインダーの養成事業

・英国チャイルドマインダー協会の指導に基づいて、チャイルドマインダー養成講座を開催しています。

・チャイルドマインダーの養成校として、NMCA,Japanを認めています。

・協会が育成したチャイルドマインダーの数は、協会発足後16年間で19,175名、現在は11,232名が協会に登録しています。
協会に登録している会員のチャイルドマインダー(オフィシャルマインダー)の派遣も行っています。

子育て支援員の研修

厚生労働省の「子育て支援員研修事業実施要綱」に基づき、子育て支援員研修委託事業を行っています。

研修の内容は、地域保育、児童放課後、社会的養護に関してです。基本研修でも子どもの遊び、発達、障害のことから、子育て家庭を取り巻く社会環境、支援制度の事まで、専門的な内容を学びます。

自治体、保育士のサポート事業

・小規模保育の実施と安全基準に則った巡回相談を含め、厚生労働省ガイドラインに準じた事業を目指す自治体のバックアップを行っています。専門研修を修了した人材を自治体に紹介し、紹介後も引き続き研修、指導を行い、自治体の担当へ報告を行います。

・家庭的保育者の保育の状況を把握する為に、保育者の居宅を定期的に訪問します。保育者から相談があれば、助言と指導も行います。

・待機児童解決策や保育現場での事故防止の相談も受け付けています。

小規模保育所の運営

東京都で4園、千葉県で2園、埼玉県で1園の小規模保育所を運営しています。 各施設は定員が12~15名です。

保育事業サービス

保育サービスを提供する事業者として、首都圏の自治体に登録しています。

依頼者の居宅にて、未就学児を対象として1家庭3名まで、2時間からなどの条件付きで保育サービスを行っています。協会に登録しているチャイルドマインダーが依頼者の居宅に派遣されます。

待機児童問題における、NPO日本チャイルドマインダー協会の役割

待機児童問題により、保育所の増設が進み、少しずつ保育士の待遇改善も行われています。

しかし、「待機児童対策で一番やってはいけないことは、質を無視した量の拡大」であると、協会は警鐘を鳴らしています。

保育は、人と人との関りであり、その子の特性によっても関わり方が異なります。子どもの長所を伸ばし、体調の変化を早く察知し、現在の子育て家庭に合った支援をするなどの質の高い保育の為には、専門的な研修を受け続けて専門性を高める必要があります。

協会では、「あんぜん・あんしんマニュアル」を作成し、保育者への専門的研修を繰り返し行う事で、事故率0%を実現しています。

集団保育に代わり小規模保育が見直されてきている保育の現場において、NPO日本チャイルドマインダー協会の担う役割は、これからますます大きなものとなっていくでしょう。